【特別企画対談】東京ステーションホテル ✖️ lyf銀座東京   「世界最高の都市2024」トップ10にランクインした「東京」ホテルを語る

HafHの2つの人気施設、東京駅丸の内駅舎内に位置する「東京ステーションホテル」と2023年11月、銀座にオープンした「lyf(ライフ)銀座東京」との特別対談が実現。

今回お招きしたのは東京ステーションホテル 副総支配人 マーケティング&セールス 八木 千登世氏とlyf銀座東京 Cluster lyf Champion (lyf統括支配人)井上 絵梨氏。異なる特色をもつ東京中心部のホテルのお二人に、世界最高の都市トップ10にランクインする「東京」のホテルについて語っていただきました。

特別対談のファシリテーターは、「HafH」を運営する株式会社KabuK Style 宿泊事業部門 執行役員 矢内寿枝が担当。

会場は東京ステーションホテルの「アンバサダースイートルーム」

ホテル最上階、4階に位置する特別感のあるお部屋です。

[八木 千登世 氏(Chitose Yagi)プロフィール]
東京ステーションホテル 副総支配人 マーケティング&セールス

1996年ハイアットホテルズ&リゾーツのコーポレートオフィスへ入社、世界のホテル予約業務に携わった後、セールス&マーケティング部門で経験を積む。ペニンシュラホテルズにてリージョナルセールスディレクター、ストリングスホテル東京インターコンチネンタルにてセールス支配人、ウェスティン東京にてセールス&マーケティング部長、ホテル雅叙園東京にてマーケティング兼宿泊部長を経て、2019年より東京ステーションホテルへ副総支配人マーケティング&セールスとして着任、現在に至る。


[井上 絵梨 氏(Eri Inoue) プロフィール]

2005年より12年間、中国、韓国、シンガポールのホテルに勤務した後日本に帰国。主にセールス&マーケティング、新規ホテル・リブランドホテルの立ち上げに従事。 2021年6月株式会社アスコットジャパン入社、lyf天神福岡のlyfチャンピオン(支配人)に就任。日・英・中・韓4か国語が堪能なマルチリンガル。仕事と5歳の娘のお世話に追われる日々を過ごしながら、ホットヨガにはまっている。

–まずはじめに、お二人とも長い間ホテル業界でご活躍されていらっしゃいますよね。

ホテルでお仕事をされるようになったきっかけをお伺いできますか?–

井上 絵梨 氏(以下、井上):

学生時代にホテルの宴会場でアルバイトをしたことがあるのですが、宴会場はまっさらなただの「ハコ」からセットアップされて、色々なものに化けていく。みんなで協力をして作りあげるチームワークと、空間が化けていく様子が非常に興味深いと思ったのがきっかけです。

八木 千登世 氏(以下、八木):

海外経験のなかで、ロンドンの大型ホテルで大勢の現地スタッフに交じって、日本人女性のレセプショニストが接客されているところを何度かお見かけしました。一人で世界中の方を相手に生き生きと笑顔で仕事をされている姿に感銘を受けて。女性が世界を股にかけて活躍できる業界だと、チャレンジしたいと思ったことがきっかけです。

–時代と共にホテルのトレンドも少しずつ変わっていると思います。

長くご活躍されるお2人からみて、2024年のホテル・旅行のトレンドはいかがでしょうか?–

八木:この時期には観光業界でも色々なトレンド情報が出始めますが、その中でも「アラカルトラグジュアリー」というキーワードが面白いと思いました。

最近の物価高の影響で、普段は少し倹約しつつも、ここというところでプチ贅沢やいつもと違う体験にメリハリをつけてする。これまでの旅行の型にはまらない、ホテルの自由な使い方はますます広がるのではないかと思います。

井上:「lyf銀座東京」はラグジュアリーとはむしろ逆を行く、日常の中に溶け込むホテルのポジショニングですが、多様な方々がいらっしゃいます。年季の入った良いスーツケースを長年大事に使われているような方も、楽しくカジュアルにいらっしゃる方も。すごく自由だなと思いますね。

過去には飛行機の座席や旅行のスタイル、泊まるホテルもデフォルトのように決まっていたものが、今はゲスト自身がカスタマイズするのがトレンドになっていますね。

八木:ホテルの概念も様々になってきて、今までの「価格 イコール ホテルのクラス」ではない。リーズナブルだけれどもデザイン性の高いホテルもあり、楽しみ方は一層広がっています。ホテルの多様化が旅行の多様化にも繋がっていますね。

–「多様化」という言葉が出ましたが、かなり前から言われているダイバーシティの浸透についてはどうお考えですか?–

井上:そのワードが出ちゃいましたか(笑)。ちゃんと話すと1日で終わらないです。(笑)ただ一つ言えるのは、日本ではまだ言ってるんだ、という感覚です。海外だとスタンダードで話題にも出ないので。

八木:そうですね。人生100年時代ですから、もっと年齢、性別など、当たり前に多様性を認める必要があると思っています。そして公平であるべきだと考えています。

矢内:それぞれに役割があり、その役割に対してお互いがリスペクトを持つことが重要ですね。

–ありがとうございます。続いて、それぞれのホテルについてお伺いします。多様な旅行のスタイルが広がるなかで、2024年ホテルとしてより注力されたいことはありますか?–

井上:「コミュニティ」です。日本のlyfブランド一号店は福岡で、開業時より私も支配人としてコミュニティ創りに力を入れてきました。その後東京に異動しlyf銀座東京の開業に至るのですが、東京は人口もマーケットも違いますし、いろんな国籍の方がいらっしゃるので、福岡とはまた違った意味で作りがいがありそうです。

一方で、ホテル側がそのコミュニティをリードしていかないと居心地が悪くなってしまいますし、ホテルのブランディングにも影響します。

「セレクティブだけど、オープンなコミュニティ作り」。難しいバランスですが、自分たちのポジショニングを上げられるようなクオリティでしっかり立っていくことが重要なので、2024年は踏ん張りどころですね。

八木:選ばれるホテルになるために、独自の付加価値を理解する、創り上げていくことが重要で、働いている人たちの想いや、見えないところで努力していることのひとつひとつがあって初めて、クオリティを高めるものだと思います。

またセレクティブ、「ホテルがゲストを選ぶ」という意味では、デザインの力は非常に重要ですね

–どちらのホテルもデザインが際立っていますよね。それぞれのホテルでの、おすすめの過ごし方があれば教えてください。–

八木:東京ステーションホテルは今年で開業108年を迎えまして、ヒストリーとともにストーリーも豊富にあります。それらを語る写真やアートワークが客室の廊下をギャラリーとして、100点以上飾られています。

井上:素敵!美術館のような感じですね。

八木:はい。そのうち40点にQRコードがついていて、お客様がご自身のデバイスで日本語・英語のオーディオガイドとともに楽しむことができます。

矢内:東京ステーションホテルではローラアシュレイのコンセプトルームやグローブ・トロッターのコラボレーションなど、イギリスのブランドにちなんだ企画も多く行われていますね。

八木:そうですね。この駅舎の建築を設計したのは西洋人ではなく、日本人の辰野金吾氏ですが、当時のイギリス建築の影響を受け「辰野式フリークラシック」と呼ばれる建築様式です。現在のホテルの内装も11年前の再開業時にイギリスのデザイン会社が手掛けました。

イギリスとのデザインの関りが多く、親和性があるのでしょう。

–lyf銀座東京でのおすすめの過ごし方は?-

井上:ゲスト各々のスタイルに応じて自由に、と考えていて、あえておすすめの過ごし方は提案しないようにしています。lyf銀座東京には部屋だけではなくて、”CONNECT”と呼ばれる広い共用スペースがあります。ワークするも良し・自分の時間を満喫するも良し。肩肘を張らず、毎日行きたくなる、ゲストが気軽に立ち寄れるカジュアルな雰囲気と思い思いの時間を過ごすことができる空間が価値のひとつです。

八木:空間やデザイン、やはりそれらが自然とお客様を選んでいきますよね。無理して我々が何かするということもなく。

井上:空間がものを語ってくれている感じですね。

泊まっていても、どこか分からない同じようなホテルではなく、朝目覚めたら自分がどこにいるかがわかる。良い空間にいる!と思えるのはすごく重要ですよね。

八木:やはり「価格がランク」ではもうなくなってきて、ホテルの価値の定義がより広くなっています。

–最後に、ホテルとしてHafHに求めることや、面白いと感じていらっしゃることはありますか?–

井上:HafHのネイバーの方って、何となく分かります。ちょっとこなれ感があるんですよ!写真撮りたそうな方や、話しかけてくれる方とか。コミュニケーションを取ったり、ホテルの良さを他の人にも伝えたり、というシェアの精神のある方が圧倒的に多いと感じています。

もう少しネイバーの方とコミュニケーションを取る機会があれば嬉しいです。接客ではなく、どういう旅行のスタイルが好きなんですか?といったカジュアルな会話をもう少し交わせる機会があったら楽しいと思いますし、それは他ではあまりないことですので。

八木:HafHでも、貯まったコインを使ってホテルでの「アラカルトラグジュアリー」を楽しんでいただきたいと思っています。女性お一人の自分へのご褒美だったり、お二人なら記念日でのご利用、また親御さんを招待して親孝行のご宿泊にも喜ばれています。

グローバルでもコインのシステムが実にユニークですので、世界へ更に飛び立ってほしいですね。HafHで海外の会員さんも増えて、日本の方も海外に行くオプションが増えれば益々ポテンシャルがあると思います。楽しみにしています。

矢内:ありがとうございます。今回の対談ではそのほかにもホテルトークに花が咲きましたが、2024年、ますます多様化する旅行の形が楽しみですね。

井上:いろいろ楽しんで比べていただいて、それぞれの好みを見つけてください!そんな旅行の仕方も楽しいと思います。

八木:ホテルや旅の価値も幅広くなり、滞在が実に多様になりますね。より一層ホテルステイが楽しい年になると思います!

東京ステーションホテル

東京都千代田区丸の内1-9-1
2050〜5050コイン|定員1〜2名

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lyf銀座東京

東京都中央区京橋2丁目5−4

650〜900コイン|定員1〜2名

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~ lyf銀座東京 Winter Promotion ~

プロモーション対象期間:2023年12月21日~2024年2月29日のご宿泊

プロモーション特典①:オープン記念!期間限定コイン数でご利用可!

※コイン数は日々変動する可能性がございます。

プロモーション特典② ※宿泊日により、ご提供内容が異なります。

2024年2月29日までの宿泊: 平日限定でレイトチェックアウト特典!通常11時のところ、12時まで延長可能です。 ※お部屋の稼働状況により、通常のチェックアウト時間のご案内となる可能性がございます。

2024年3月1日〜14日までの宿泊: lyfエコカトラリーセットをプレゼント!(1予約1室につき1点)

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