【イベントレポート】8Methods for Creative Growth

10月5日土曜日に年明け開催予定の「Diversity in Residence vol.4 Touch Diversity Project」のキックオフイベント「8Methods for Creative Growth -創造能力を開花できる8つのメソッドを学ぼう!」を実施いたしました。その様子をお届けいたします。(担当:Kimmy)

「Diversity In Residence」はHafHに多様な人々を迎えて、交流を生み出していく不定期開催の企画です。普段なかなか接する機会の少ない「Diversity(多様性)」と暮らしをともにすることで彼らの考えや暮らし方を感じることができるというHafHオリジナル企画です。

-過去のDiversity in Residence企画のレポートはこちらより-

vol.1 The Birth of Diversity from Identity

vol.2  「Chef in Residence」 “Let’s Share your Oishii(delicious)!!”

Vol.3「総合格闘家・青木真也は、なぜ家を捨てたのか」

「Diversity in Residence vol.4 Touch Diversity Project」のメンバーをご紹介します。

●Laila Cassim

日本生まれ世界育ちのイギリス人。多人種、障害者など、様々なアイデンティティーを持つことから自身を「一人国連」と呼ぶ。デザイナーとして自らのスキルを社会福祉の現場での専門性と掛け合わせ、障害などを持つアーティストの社会参加と経済自立を促すための商品開発やデザインプログラム・ワークショップの企画・運営などを国内外で行っている。東京大学先端科学技術センターでは、「異才発掘プロジェクトROCKET」にも関わっている。2019年4月よりTURNのプロジェクトデザイナーを務める。

 Laila Cassim HP: http://www.lailacassim.com/

●AIUEO.lab

Always I Understand Each Other -対話から学び、心、育む世界を- をコンセプトにコミュニケーションを通じて様々な人材が活躍する基盤を創る企業(設立準備中)。鎖国時代に唯一、世界に開かれた窓として異国の多様性を理解し、柔軟に受け入れ、学ぶことで和華蘭文化として昇華、発展してきた長崎。ダイバーシティを独自の文化へ育ててきた長崎だからこそ、育つ想いと、育つべき人材がいる。環境、業種、分野に限らず人と人とが「想い」を伝え、「対話」を重ね、優しいコミュニティづくりを目指す。ビジョンを実現するための仕組みをデザインし、現代の和華蘭文化を長崎から世界へ発信していく人材を育成する。 心に広がる優しい世界を、海を越える世界へ。

●TSUNAGUアートワークス

障害のある人もそうでない人も、自由に創作活動する場。各分野で活躍する個人や企業が持ち寄った知識、技術、経験、人脈、経営資源をコーディネートし、障がい者が積極的に参加できる仕事と環境を生み出す活動をしてる。

 TSUNAGUアートワークス:http://tsunagu-family.org/tsunagu-artworks/

「8Methods for Creative Growth -創造能力を開花できる8つのメソッドを学ぼう!」

イベント前半。

まずは弊社KabuKStyle共同代表大瀬良亮よりHafHのサービス紹介と「Diversity in Residence」の紹介をさせて頂き、ProjectのキーパーソンであるLailaにバトンタッチ。TSUNAGUアートワークスのとうこちゃんがお手伝いをしてくれました。Lailaとは何者か、これまでの彼女の生い立ちを話して頂いた後に、施設スタッフ、グラフィックデザイナー、アーティスト(施設利用者)、それぞれの「専門」を掛け合わせる事、つまり、違う「専門」の化学反応で新しい可能性を引き出す。そのための「8Methods for Creative Growth -創造能力を開花できる8つのメソッド-」について1つ1つ説明してくださいました。

Lailaの話に熱心に耳を傾け、メモを取られている参加者の方が多数いらっしゃいました。

イベント後半は非営利団体AIUEO.lab×Lailaのトークセッション。参加者の皆さんも交えて「自立」とは何か考えました。

「あなたの考える自立とは何ですか?」「あなたはこれまでどういった時に自分が自立したと感じましたか?」という問いかけに、「自分のお金で生活できるようになった時」「自分の好きな事を自分でできるようになった時」「人を頼れるようになった時」と様々なご意見を頂きました。

その後、施設関係者の方から施設で取り組む自立についてご意見頂きました。

「まずは自分の事を自分でするという意欲も生み出す事」の大切さについてお話頂きました。

また、今回はイベントと並行してTSUNAGUアートワークスによるワークショップが行われていました。カラフルな画材を使い、生まれた素敵な作品はHafH2Fの名刺ブースに飾られています。ぜひ見に来てくださいね。

ワークショップ中に1人で3枚絵を書いてくれた方がいらっしゃいました。その内の1枚に今まで見たことのない新しい絵があったようで、親御さんがそれを見付けて大喜びされていたのがとても印象的でした。これがLailaの語った化学反応の1つなのかもしれないと思いました。お帰りの際も「こういう機会を作ってくれてありがとう」「WS絶対実現してね」と言うお言葉を多く頂きました。

年明けには長崎県美術館にてワークショップを予定しています。

ワークショップでは今回参加頂いたTSUNAGUアートワークスのアーティストさんに加え一般公募もする予定です。

Lailaと子どもたち(アーティスト)、また地元デザイナーの手で作成された世界地図は、HafH Nagasaki SAI3Fコリビングスペースの壁に設置されます。

世界中からたくさんの人が集まるHafHに飾られる世界地図、みなさん楽しみにしていてください。

「Diversity in Residence vol.4 Touch Diversity Project」の今後の詳細は、HafH Facebook,Twitterでお知らせします。


This article was created based on the information available at time of publication.